今月11日に開催された中銀の通貨政策委員会(Copom)では、現在13.75%の政策誘導金利 (Selic)を全会一致で0.75%引き下げて13.00%に決定、またSelic金利の0.75%の引下げは、2012年4月以来と5年ぶりの大幅な引下げ幅を記録している。
今回のCopom 委員会によるSelic金利の0.75%引下げは、大半の金融市場関係者の引き下げ予想0.5%を上回り、今後金利引き下げサイクルが加速すると予想されている。
昨年のミッシェル・テーメル大統領就任時の今年のインフレ指数は10%近い予想であったにも関わらず、2016年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、連邦政府のインフレ許容上限値6.5%を下回る6.29%とブラジル地理統計院(IBGE)は発表している。
昨年のインフレ指数6.29%の公式発表、予想を上回る政策誘導金利 (Selic)の0.75%切下げによる13.00%までの低下で、今年末のSelic金利は一けた台、またインフレ指数は連邦政府の目標中央値4.5%に収まるとミッシェル・テーメル大統領は強調している。
中銀の通貨政策委員会(Copom)のSelic金利13.75%から13.00%への切下げで対内公的債務残高に対する利払いが大幅に減少、また年末のSelic金利が10.5%まで下がれば574億レアルの利払い減少に結び付くとテンデンシア・コンスルトリア社エコノミストのファビオ・クレイン氏は説明している。
仮にSelic金利が年末まで13.75%で継続すれば連邦政府の対内公的債務残高は5兆1,770億レアル、利払い総額は5,387億レアルに達するとファビオ・クレイン氏は計算している。
しかし年末のSelic金利が10.5%まで下がれば連邦政府の対内公的債務残高は5兆1,200億レアルまで減少、利払い総額は4,813億レアルまで減少して574億レアルの節約に結び付くとファビオ・クレイン氏は説明している。
またコンサルタント会社LCA社エコノミストのブラウリオ・ボルジェス氏は、Selic金利が12カ月間にわたって1.0%減少すればGDP伸び率は0.4%上昇すると説明している。
今年のSelic金利は2回連続で0.75%の切下げ、その後は0.5%の切下げ継続で年末のSelic金利は9.50%をブラウリオ・ボルジェス氏は予想している。(2017年1月13日付けエスタード紙)