継続する経済リセッションや米国格付け会社による相次ぐブラジル国債格下げ、回復傾向が見えない国際コモディティ価格の低迷、ラヴァ・ジャット作戦関連汚職問題、ジウマ大統領罷免問題など政治・経済のボラティリティに直面して、海外投資家による資金引上げが継続していた。
今年8月末の海外投資家のブラジル国債残高は、4,433億4,000万レアルまで減少して2015年1月の国債残高4,320億7,000万レアル以来で、最低の国債残高を記録して海外への資金逃避が顕著になっている。
今年8月末の海外投資家によるブラジル国債残高の比率は、15.7%まで減少して2013年7月に記録した15.5%に次ぐ低率を記録、昨年5月に記録した20.8%から大幅に減少している。
中銀の発表によると、9月22日までの今年の確定金利付き投資のうち155億5,100万ドルがすでに海外に逃避、特に先月22日間で28億6,500万ドルが海外に逃避している。
8月の公的債務残高は、995億5,000万レアルが海外に逃避、また国債発行は663億8,000万レアルで前月比0.04%減少の2兆9,550億レアルを記録している。
また8月の確定金利付き国債発行比率は前月の35.23%から36.85%に上昇したが、昨年12月の確定金利付き国債発行比率39.43%から大幅に減少、国債の平均償還期間は4.62年から4.67年に増加している。
8月の過去12カ月間のブラジル国債発行の平均金利は、前月の13.81%から13.92%に上昇、ブラジル外債の平均金利はドル安の為替の影響で1.92%から4.58%と大幅に変動している。(2016年10月18日付けヴァロール紙)