国際決済銀行(Bank for International Settlements、BIS)の発表によると、今年のブラジル通貨のレアルは、米国ドルに対して23.3%と最も上昇した通貨となっている。
また7月のドルに対するレアル通貨は6.2%上昇して南アフリカランドの6.8%に次ぐ上昇率を記録、チリペソの上昇率は3.9%、ロシアルーブルは3.1%、オーストラリアドルは2.4%、インドルピア並びにコロンビアペソは1.2%それぞれ上昇、しかしアルゼンチンペソは対ドルで4.7%下落している。
今年初め4か月間は経済リセッションやラヴァ・ジャット作戦汚職問題などで政界混乱していたが、5月に決定したジウマ・ロウセフ大統領に対する180日間の停職、経済界から好意的に受け止められているミッシェル・テーメル暫定政権のエンリケ・メイレーレス財務相就任などの要因で、過去90日間のドルに対するレアル通貨は10.7%上昇、昨年9月からでは30%と大幅に上昇している。
今年5か月~7か月の3か月間のドルに対するレアル通貨の為替は、10.7%上昇してロシアルーブルの6.9%、日本円の6.4%をそれぞれ大幅に上回った一方で、欧州連合(EU)離脱決定の影響を受けた英国ポンドは6.5%下落、2016年初めから原油価格の一段安や米利上げ期待を背景に下押し圧力が強まっているメキシコペソは5.9%、国内経済減速が予想されている中国元は3.6%とそれぞれ下落している。
また今年のブラジル通貨のレアルは米国ドルに対して23.3%、日本円も15.3%、コロンビアペソも13.8%とそれぞれ大幅に上昇、一方で英国ポンドは13.9%下落、アルゼンチンペソは13.5%下落、しかし為替操作国の監視リスト入り相当と見られているヴェネズエラは対象外となっている。(2016年8月18日付けエスタード紙)