2014年第1四半期には、ラヴァ・ジャット作戦関連汚職問題による大手ゼネコン企業の不渡り問題は表面化していなかったにも関わらず、相次ぐ大手ゼネコン企業の幹部逮捕や商業銀行のクレジット停止や経済リセッション悪化の影響を受けて、各大手銀行は貸倒引当金の上積みを余儀なくされている。
ブラジル4大銀行のブラジル銀行並びにイタウー銀行、ブラデスコ銀行、連邦貯蓄金庫は、今年第2四半期に2014年第1四半期比で総額540億レアルに達する貸倒引当金の上積みを余儀なくされている。
ブラジル最大の銀行であるブラジル銀行は、ペトロブラスが資本参加をしてプレソルトの原油・天然ガス開発向け28隻のプラットフォームFPSO建造する目的で2011年に設立されたSete Brasil社に対して、50億レアルの不良債権を抱えている。
またブラジル銀行は通信会社Oi社に40億レアル、Odebrecht Agroindustrial社に35億レアルの不良債権を抱えており、その他として南大河州政府並びにウジミナス社、Ecovix 社、CSN 社、PDG社、 Odebrecht Oleo e Gas社の不良債権を抱えている。
2014年第1四半期のブラデスコ銀行の貸倒引当金総額は210億レアルであったが、今では318億レアルに達しており、前記同様に連邦貯蓄金庫は243億5,000万レアル、367億レアル、イタウー銀行では259億レアル、385億レアル、ブラジル銀行では200億レアル、370億レアルとなっている。
4大銀行のクレジット残高は約2兆レアルに達しているにも関わらず、今年のブラジル銀行並びにブラデスコ銀行、イタウー銀行の平均クレジットは延滞率の増加並びに与信強化で11.0%縮小すると予想されている。
しかし連邦貯蓄金庫では3月末の延滞率は3.5%であったが、6月末には3.2%まで減少しており、今年のクレジットは前年比7.5%増加の2,100億レアルを予定している。(2016年8月15日付けエスタード紙)