ブラジル国内経済リセッション並びにマクロ経済ファンダメンタルズ悪化にも関わらず、今年上半期の海外支店からブラジル本社への送金増加に伴って、今年上半期の対内直接投資は、前年同期比10%増加の338億ドルに達している。
今年上半期の対内直接投資のうち海外支店からブラジル本社への送金総額は、海外の純益のブラジル国内での再投資として前年同期の223億ドルから250億ドルに上昇している。
今年の製造業部門への対内直接投資は前回予想の600億ドルから680億ドル、2017年も前回予想の600億ドルから700億ドルに達するとスイスクレジット社では上方修正している。
2年近く継続する経済リセッション並びに縮小する国内のクレジット部門、国内販売減少による純益の減少、商業銀行の金利上昇に伴う負債増加などの要因で、海外支店からブラジル本社への送金が増加してきている。
またレアル通貨に対するドル高の為替、14.25%と高止まりする政策誘導金利(Selic)やスプレッド上昇によるブラジル国内銀行のクレジット金利上昇などの要因で、今年の経常収支赤字は150億ドルに留まる可能性があると中銀では予想している。(2016年8月8日付けヴァロール紙)