ペトロブラスのラヴァ・ジャット作戦汚職問題による政治不信や継続する経済リセッション、失業率の上昇、企業経営者の景況感の悪化、高金利、クレジット部門の縮小などで、今年のクレジット部門は公立銀行並びに民間銀行ともに昨年を下回る可能性が大きい。
民間最大のイタウー銀行では、今年のクレジット部門は前年比11.0%減少を予想しているが、2017年のブラジルのGDP伸び率を1.0%と予想して、クレジット部門伸び率は6.0%と見込んでいる。
今年第2四半期末のイタウー銀行のクレジット残高は、延滞率の上昇に伴って与信強化を余儀なくされて前年同期比4.5%減少の6,086億レアル、過去12か月間では5.4%減少となっている。
しかしクレジット残高減少の影響で、イタウー銀行の主要国の金融監督当局で構成するバーゼル銀行監督委員会が2010年9月に公表した、国際的に業務を展開している銀行の健全性を維持するための新たな自己資本規制バーゼル3は14.3%から14.8%に上昇している。(2016年8月4日付けヴァロール紙)