昨日の中銀の最終フォーカスレポートでは、今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、僅かではあるが前回予想の7.27%から7.26%に2週連続で下方修正されているが、6月の卸売市場での特定の食品価格上昇の影響で1か月前の7.19%を大幅に上回っている。
6月の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、予想の0.37%を僅かに下回る0.35%を記録して良性のインフレ傾向となってきており、6月の今後12か月間のIPCA指数は前回予想の5.90%から5.83%、2017年は5.43%から5.40%にそれぞれ2週連続で下方修正されている。
今年末のレアル通貨に対するドルの為替は、前回予想のR$3.46からR$3.40、2017年はR$3.70からR$3.55とそれぞれレアル高の為替に修正、今年末の政策誘導金利(Selic)は13.25%、2017年は11.0%に据え置かれている。
今年の国内総生産(GDP)伸び率は前回予想のマイナス3.35%からマイナス3.30%と1か月前のマイナス3.60%から大幅な上方修正、2017年のGDP伸び率は前回予想の1.0%増加に据え置かれている。
また2018年の金融市場関係者のIPCA指数は、前回予想の4.80%から4.71%と2週連続で下方修正されている一方で、中銀では2018年、2019年共に4.50%を予想している。
フォーカスレポートでは、今年の中央政府の財政プライマリー収支赤字はGDP比2.64% に相当する1,639億4,200万レアルと予想、連邦政府の財政プライマリー収支赤字のGDP比2.75%に相当する1,705億レアルよりも少なく、また地方政府(州・市)では65億5,400万レアルの黒字が予想されている。
また連邦政府では、2017年の中央政府の財政プライマリー収支赤字をGDP比2.1%相当の1,431億レアルを見込んでいるが、フォーカスレポートではGDP比1.5%の赤字を予想している。(2016年7月12日付けヴァロール紙)