6月中旬に中銀総裁に就任したイラン・ゴールドファジン総裁は、金融市場予想並びにミッシェル・テーメル暫定政権からの要請にも関わらず、金融緩和につながる政策誘導金利(Selic)の引下げサイクル入りは、金融市場関係者の予想よりも遅れると先週発表していた。
しかしイラン・ゴールドファジン氏の中銀総裁就任で、今後のインフレ並びに政策誘導金利(Selic)の早期コントロールの可能性について金融市場では楽観視ムードが表れてきている。
昨日のフォーカスレポートでは、今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は前回予想の7.29%から7.27%に下方修正、前回まで6回連続の上方修正から一変して反転している。
また2017年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)も前回予想の5.5%から5.43%に下方修正、2か月間ぶりに5.5%を下回るインフレ指数に見直しされている。
ゼツリオ・バルガス財団(FGV)のインフレ調査によると、6月の住宅賃貸料調整基準となるインフレ指数の総合市場物価指数(IGP-M)は、5月の0.82%から1.69%と2倍に上昇している。
ゼツリオ・バルガス財団では今年の総合市場物価指数(IGP-M)を8.47%から9.32%に上方修正、しかしレアル通貨に対するドルの為替はR$3.60からR$3.46のドル安の為替に修正している。
テンデンシアス・コンスルトリア社エコノミストのマルシオ・ミラン氏は、サンパウロ州の上下水道料金の割引終了並びに7月以降の食料品値上げ圧力の影響で、広範囲消費者物価指数(IPCA)を7.0%から7.4%に上方修正しているが、2017年のIPCAは5.2%まで下がると予想している。
昨日の最終フォーカスレポートでは、今年の国内総生産(GDP)伸び率はマイナス3.35%、2017年のGDP伸び率は1.0%増加、前記同様にSelic金利は13.25%、11.00%、レアル通貨に対するドルの為替はR$3.46、R$3.70をそれぞれ予想している。
フォーカスレポート作成の協力金融機関の中でも的中率が最も高いトップ5銀行の予想では、2017年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は前回予想の5.5%から5.7%に上方修正、2018年には連邦政府の許容中央目標値に接近すると予想している。(2016年7月5日付けヴァロール紙)