6月13日に中銀総裁に就任したイラン・ゴールドファジン総裁は、金融市場予想並びにミッシェル・テーメル暫定政権からの要請にも関わらず、金融緩和につながる政策誘導金利(Selic)の引下げサイクル入りは、金融市場関係者の予想よりも遅れると明言している。
現在のSelic金利14.25%は、2015年7月から継続して据え置かれているものの、依然として継続するインフレ圧力、レアル通貨に対するドル為替の減少傾向、また英国のヨーロッパ連合からの離脱などの要因で、当分の間Selic金利は14.25%に据え置くとゴールドファジン総裁は説明している。
2017年以内にインフレ指数を連邦政府の中央目標値4.5%に誘導するためには、金融引き締め政策の継続が不可欠であり、当分の間Selic金利を据え置くとイラン・ゴールドファジン総裁は説明している。
昨年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は10.67%、今年のIPCA 指数は7.0%予想で依然として高いために、インフレ指数を連邦政府の中央目標値4.5%に誘導するために、Selic金利の引下げサイクル入りは、金融市場関係者の予想である8月ではなく10月以降になると同氏は説明している。(2016年6月29日付けエスタード紙)