日本の公正取引委員会に相当する経済防衛行政審議会(Cade)は、ブラデスコ銀行によるHSBC銀行の吸収合併に対して、独占禁止法に触れないとして承認したが、今後30日間のブラデスコ銀行による他行の買収を禁じている。
ブラデスコ銀行は10月中旬までHSBC銀行の看板で営業を継続、ブラデスコ銀行はHSBC銀行を52億ドルで買収すると昨年8月から交渉中であったが、漸く経済防衛行政審議会(Cade)から買収の承認を受けた。
合併前のブラデスコ銀行の総資産は1兆1,020億レアル、HSBC銀行は1,530億レアル、前記同様にブラデスコ銀行の支店数は4,507店舗、HSBC銀行は851店舗、ブラデスコ銀行の口座開設数は2,600万口座、HSBC銀行は500万口座となっている。
ブラデスコ銀行は業界6位のHSBC銀行の買収で総資産は昨年末比16.2%増加の1兆2,550億レアル、クレジット残高は15.0%増加の5,453億レアル、支店総数は851支店増加の5,358支店、口座開設数は500万口座増加の3,100万口座に達すると予想されている。
経済防衛行政審議会(Cade)は、HSBC銀行を買収するブラデスコ銀行に対して、HSBC銀行が設置されている131都市での銀行業務に対するクレーム数の25%削減を指導している。(2016年6月9日付けエスタード紙)