高止まりするインフレや1年以上継続する経済リセッションによる実質賃金減少や失業率上昇に伴って、ブラジル人のクレジットの延滞率が急上昇しているとブラジル小売販売業者連盟(CNDL)並びにブラジル・クレジット保護サービス(SPC Brasil)の調査で判明している。
2月の一般消費者の延滞債権リストには5,450万人が記載されていたが、3月には80万人増加の5,870万人に達して人口2億400万人の28.8%に相当する消費者が負債返済に苦慮している。
3月の過去12か月間の一般消費者の延滞率は前年同期比2.8%増加、今年第1四半期の延滞率は前年同期比5.8%と大幅に上昇して、一般消費者の負債返済に大きな問題が生じている。
2011年~2012年にかけて好調な経済成長に支えられて、自動車や家電などの資本財や小売販売は、与信審査の緩和並びに長期支払クレジットが拡大して一般消費者の負債が増加した一方で、現在の一般消費者の大幅な不渡り増加は経済リセッション並びに失業率増加に起因しているために、不渡り率の改善は非常に難しいと予想されている。(2016年4月12日付けエスタード紙)