継続する経済リセッション、失業率の増加、一般消費者の景況感の悪化などの要因で、一般消費者は負債増加を避けるために銀行クレジット利用による資本財購買には慎重になってきている。
一方で銀行は一般消費者向けクレジットの延滞率増加や銀行金利の上昇に伴って、一般消費者向けクレジット与信強化をしており、GO Associados経済調査担当のファービオ・シルヴェイラ取締役は、今年の一般消費者向けクレジットは大幅に縮小すると予想している。
中銀の統計によると、インフレ指数を差引いた昨年末の一般消費者向け実質クレジット残高は前年比7.0%減少の7,930億レアル、昨年並びに今年の2年間の一般消費者向けクレジットは15%減少が予想されている。
インフレ指数を差引いた今年1月の一般消費者向け実質クレジット金額は前年同月比17.5%と大幅に下落、またクレジット承認件数は前年同月比2.6%減少して与信強化が明確になってきている。
昨年1月の商業銀行の平均貸出スプレッドは39.9%、今年1月は53.3%と13.4ポイント上昇した主因として延滞率増加が挙げられ、昨年1月の延滞率は5.3%、今年1月は6.2%に上昇している。
第1四半期の自動車購入向けクレジットは前年同期比40%減少が予想されており、落込みの50%は消費者の購入意欲の衰退、その他の50%は銀行のクレジットの与信強化となっている。(2016年3月29日付けエスタード紙)