中銀の発表によると、2月の海外投資家によるブラジル金融市場からの外貨流出残は政治の混乱やブラジル国内の経済リセッションの先行き不透明感上昇などの要因で93億ドルに達し、1982年に中銀が統計資料発表を開始してからでは2月の金融市場の月間収支は最大の外貨流出残の海外逃避を記録している。
今年2月の93億ドルの流出残は2014年12月の140億ドル、ロシア危機などの影響でブラジルでも外国資本の急激な流出が発生した1998年8月の118億ドル、同年9月の189億ドルに次ぐ海外逃避を記録、連邦政府は1999年1月に固定相場制を放棄して変動相場制に移行した経緯がある。
2月22日~26日にかけて海外投資家は、2月の外貨流出残の50%以上に相当する49億ドルに達する外貨引上げを実施、中銀は2月最終日に33億ドルに達するドル介入を実施、昨日も20億ドルの為替スワップを実施している。
2月の海外投資家による製造部門向け対内直接投資や金融投資、利益・配当送金は112億ドルの流出残を記録したが、貿易収支は19億ドルの黒字を計上、3月1日~4日までの貿易収支は9億9,400万ドルの黒字を計上している。(2016年3月10日付けエスタード紙)