アルゼンチンのマクリ新大統領は、債務再編の受け入れを拒否してきた「ホールドアウト」と呼ばれる主要債権者4人と46億ドルの支払いでようやく合意、残る債務の大半を再編して国際金融市場に資金調達で復帰できると予想されている。
資産家ポール・シンガー氏率いる猛禽ファンドと呼ばれるエリオット・マネジメントを含むホールドアウト債権者に対して、アルゼンチン政府による総額46億ドルの負債支払いを裁判所が任命した仲裁人ダニエル・ポラック氏が発表している。
負債総額の75%に相当する債務返済並びに法廷費用の一部負担などの今回の合意条件は、前回提示された条件を上回ったにも関わらず、アルゼンチン政府要請による過去の債務再編で求められた約70%の債務減免と比べれば、債権者にとって返済条件は格段に改善されている。
猛禽ファンドと呼ばれるNMLファンド並びに Aurelius Capital、 Davidson Kempner、 Bracebridge Capitalの4社が負債総額の75%に相当する債務返済で合意、しかし5年前に負債返済で合意していれば200万人の雇用増加につながっていたとマクリ大統領はキルチネル政権を非難している。
経営危機や経営破たんに陥っている企業の債権や株式を格安な価格で買い取って、実質的な経営権を握り、企業を再生させて企業価値を高めた上で株式を高値で売り、利益を上げるファンドは一般的に猛禽ファンドと呼ばれている。(2016年3月1日付けエスタード紙)