イタウー-ウニバンコ銀行のロベルト・セツバル頭取は、昨日の投資家やエコノミストとのテレビ会議で、同銀行では今年のブラジルのGDP伸び率はマイナス2.5%~マイナス5.0%に達すると予想、可能性は非常に少ないが最悪の場合はマイナス5.0%に達すると警鐘している。
ブラジルのGDP伸び率が2年間で7.0%以上に達したのは、世界恐慌が発生した1929年直後の1930年~1931年だけとロベルト・セツバル頭取は説明、2015年のGDP伸び率はマイナス3.5%~マイナス4.0%が予想されており、今年のGDP伸び率は、早急な連邦政府の経済活性化政策導入や金融政策導入如何にかかっていると説明している。
イタウー銀行では今年のクレジット部門伸び率を2.0%~5.0%増加と見込んでいるが、延滞率の急増でシナリオが大きく外れた場合は、マイナス0.5%まで減少する可能性も否定していない。
1月28日の社会経済開発審議会(CDES)の終了後、ネルソン・バルボーザ財務相は、経済リセッションからの急速な脱出を図るためにはクレジット不足がネックになっていると指摘、そのために公立銀行並びに勤続期間保障基金(FGTS)から830億レアルに達するクレジット適用による景気刺激策を発表した。
連邦政府が発表した830億レアルに達する景気刺激策向けクレジットは公立銀行が提供するために大きな影響を受けるにも関わらず、民間銀行にとっては影響が少ないとロベルト・セツバル頭取は説明、今年の中小企業向け並びに個人向けクレジットの延滞率は増加予想、しかし大企業向けクレジットの延滞率は殆どリスクがないと説明している。(2016年2月4日付けエスタード紙)