昨日、ジウマ・ロウセフ大統領やジャッケス・ワグネル(Jaques Wagner)官房長官、ネルソン・バルボーザ(Nelson Barbosa)財務相などが一堂に会した社会経済開発審議会(CDES)の終了後に、ネルソン・バルボーザ財務相は830億レアルに達する景気刺激策を発表した。
経済リセッションからの急速な脱出を図るためにクレジット不足がネックになっていると強調、そのために公立銀行並びに勤続期間保障基金(FGTS)から830億レアルの資金を市場に供給するとネルソン・バルボーザ財務相は説明している。
総額830億レアルのクレジットの内訳として、インフラ整備向け勤続期間保障基金(FI-FGTS)から220億レアルを拠出、勤続期間保障基金(FGTS)の10%の積立金並びに労働者解雇時の補償金170億レアルを年金・恩給受給者向けクレジットに充てる。
また低金利の設備投資用機械・装置購入向けの投資持続プログラム向けクレジット向けに150億レアル、住宅購入向けに充てられていたポウパンサ預金の昨年の流出残が500億レアルに達したために、勤続期間保障基金(FGTS)から100億レアルのクレジットを提供する。
ブラジル銀行は農業向けクレジットとして100億レアル、中小企業向け運転資金として50億レアルのクレジット、輸出企業向けクレジットとして40億レアルが予定されている。
しかし野党の民主党(DEM-PE)ペルナンブーコ州選出のメンドンサ・フィーリョ下院議員は、与党による830億レアルのクレジットによる景気刺激策はマーケティングの域を出ていない、更に労働者の積立金を銀行救済に使用していると指摘している。(2016年1月29日付けエスタード紙)