商業銀行のクレジット向け与信強化や高金利、経済リセッション、失業率の増加などの要因で、昨年の商業銀行のクレジット伸び率は過去10年間で最低となる6.6%増加に留まった。
昨年のブラジル国内で営業している商業銀行のクレジット残高はGDP比54.2%に相当する3兆2000億レアルに留まっており、2010年のクレジット伸び率20.6%、2011年の18.8%、2012年の16.4%、2013年の14.5%,2013年の11.3%から急落している。
今日28日に連邦政府は、公立銀行による500億レアルのクレジット部門への資金による経済活性化政策の導入で、3四半期連続で落ち込んでいる経済リセッションからの脱出を図る。
昨年末のクレジット残高の56%は公立銀行によるクレジットであり、昨年の公立銀行のクレジット部門伸び率は前年比10.9%、外資系銀行は6.9%、ブラジル系民間銀行は前年比マイナス0.8%を記録していた。
2014年の新車購入向けクレジット部門の延滞率は4.3%、昨年は失業者の増加に伴って延滞率は、5.3%に上昇していると中銀経済班のマルコ・マシエール主任は指摘している。
昨年の新車購入向けクレジット部門は前年比12.7%減少、個人向けクレジットは僅かに2.5%増加、昨年の銀行の個人向け平均金利は47.3%と前年の37.3%から大幅に上昇している。
また一般的に特別小切手税と呼ばれる口座借越残クレジット残高の昨年末の年利は287%と1995年4月以降では最高の金利を記録、クレジットカードの残高スライド方式の年利は、431.4%に達して1年前よりも100ポイント上昇している。(2016年1月28日付けエスタード紙)