サンパウロ証券取引所(BM&FBovespa)に上場している57企業のうち28企業のインフレ指数を考慮しない名目時価総額は、2008年以降では50%以下に下落しているとEconomatica社の調査で判明している。
特に2008年6月9日に株価がピークであったGerdau Metalurgica社の時価総額は233億レアルであったが、世界的な鉄鋼製品需要や価格下落、ドル高の為替や国内経済停滞などの要因で、昨日19日の時価総額は僅かに9億8,800万レアルと95.77%下落している。
ペトロブラス石油公社の株価がピークであった2008年5月21日に時価総額は5,103億レアルであったが、昨日の時価総額は85.55%に相当する4,366億レアル減少して僅かに737億レアルとなっている。
昨年11月5日にブラジル南東部に位置するミナス・ジェライス州のサマルコ社の鉱山廃水用ダムの決壊事故は過去最悪規模の人身事故となり、有毒物質を含んだ濁流によるドーセ川流域一帯の環境破壊、漁業および農業への壊滅的被害が発生、大手資源開発会社ヴァーレ社とBHPビリトン社の合弁会社サマルコ社の損害賠償などの負担が企業収益を更に圧迫すると予想されている。
またヴァーレ社の株価がピークであった2008年5月16日の時価総額は3,229億レアルであったが、昨日の時価総額は輸出相手国中国の経済停滞によるGDP伸び率の下方修正、サマルコ社の損害賠償負担や鉄鉱石価格下落などが拍車をかけて86.99%に相当する2,809億レアル減少して僅かに419億レアルとなっている。(2016年1月20日付けエスタード紙)