今月26日にラヴァ・ジャット作戦による汚職事件に対する捜査妨害容疑で、労働者党(PT)重鎮のデルシリオ・アマラル上院議員並びに資産家で独立系投資銀行国内最大手のBTGパクチュアル銀行のアンドレ・エステベス最高経営責任者(CEO)が逮捕された。
昨日のサンパウロ証券取引所に上場しているBTGパクチュアル銀行の株価は一時40%下落したが、終値は21%の下落に留まったが、BTGパクチュアル銀行株下落の影響でブラジル銀行株は6.45%、ブラデスコ銀行は4.87%、イタウー銀行は4.91%それぞれ下落した。
BTGパクチュアルは中南米最大の独立系投資銀行であり、共同創業者のエステべス氏の逮捕で、共同創業者のペルシオ・アリダ氏が暫定CEOに就任したが、エステべス氏を欠いた同行が深刻なリセッションを乗り切れるのか金融アナリストは疑問視している。
エステべス氏はBTGパクチュアル銀行の20%以上の株を保有する筆頭株主であり、ラヴァ・ジャット作戦による汚職事件による銀行の信用回復するために、エステべス氏の持ち株の購入やBTGパクチュアル銀行の破産を避けるためにブラジル銀行による買収などが金融業界で話題に挙がっている。
今年初め9か月間のBTGパクチュアル銀行の売上は前年同期比27.6%増加の65億7,000万レアル、純益は32.4%増加の33億9,000万レアルとなっている。
BTGパクチュアル銀行はパートナーシップ形態を取るブラジル最大の独立系投資銀行で、主な業務内容は投資銀行業務並びにアセット・マネジメント業務、ウェルス・マネジメント業務となっている。
BTGパクチュアル銀行は多く企業に資本参加をしており、BP Properties 社並びにBT Pharma 社、Banco Pan社、 Gerdau社に2.0%資本参加、ブラジル全国に900か所以上の駐車場を展開する Estapar社に72%の資本参加している。
またフィットネスクラブを全国展開するBodyTechグループ傘下の85か所のフィットネスクラブを擁する Formula社にも65か所に直接投資を行っている。(2015年11月26日付けエスタード紙)