9月のポウパンサ預金は、政策誘導金利(Selic)引上げに伴って確定金利付き投資の金利がポウパンサを上回り、またレアル通貨に対するドル高の為替が要因となって引き出し総額が預金総額を53億レアル上回り、9月としては過去20年間で最高の引出金額を記録している。
9月のポウパンサ預金の預金総額は1,582億レアル、引出総額は1,635億レアル、利払いは42億レアル、今年9か月間の引き出し総額が預金総額を538億レアル上回っており、9月のポウパンサ預金残高は6,421億レアルとなっている。
ポウパンサ預金残高が減少傾向となっている要因としてレアル通貨に対するドル高の為替、14.25%に達する政策誘導金利(Selic)の高止まり、ポウパンサ預金の金利は、月利0.5%プラス参考金利(TR)だけで他の確定金利付き投資よりも金利が非常に低い。
ブラジル金融・経営・経理部門エグゼクティヴ協会(Anefac)の調査によると、ブラジル経済のリセッション、失業率の上昇、実質賃金の目減り、高止まりするインフレや銀行金利、クレジットの延滞率の増加に伴ってポウパンサ預金の引出傾向は当分続くと予想している。
ポウパンサ預金は住宅・不動産購入向けクレジット並びに農業クレジット向けに宛がわれているにも関わらず、ポウパンサ預金の減少で5月には強制預託金の比率変更を余儀なくされた。(2015年10月7日付けエスタード紙)