今月上旬に米国の格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、ブラジルの長期外貨建てソブリン格付けを「BBBマイナス」から1段階下の「BBプラス」 のジャンク級に引下げた.
他の格付け会社のムーディーズ社若しくはフィッチ社も格下げをすれば海外からブラジルへの投資は止まってしまうために、連邦政府は格下げを阻止するための緊急な財政緊縮政策や増税政策の採用を余儀なくされている。
連邦政府は新たに2016年の財政プライマリー収支黒字 GDP比0.7%に相当する438億3,400万レアルを達成するために、ジョアキン・レヴィ財務相は更なる支出カット並びに増税を発表した。
今年初め8か月間のジウマ政権の最優先公共事業の経済成長加速プログラム(PAC)関連向け投資総額は270億レアルと前年同期の460億レアルの僅か60%に留まっている。
今年初め8か月間のPAC関連向け投資総額270億レアルのうち190億レアルは過去数年間の工事請負建設業者に対する停滞していた支払分であり、80億レアルが今年8か月間に新たに着手された工事代金の支払いとなっている。
連邦政府は国庫庁の臨時歳入が10億レアルに達する空港コンセッションは、フォルタレーザ市並びにサルバドール市、フロリアノポリス市、ポルト・アレグレ市のリージョナル空港で2016年内の入札が予定されている。
また2016年には石油・天然ガス鉱区コンセッションの入札で国庫庁には42億レアルの臨時歳入が予定されており、財政プライマリー収支の黒字目標の達成で、連邦政府は他の格付け会社による格下げを阻止する必要がある。(2015年9月21日付けエスタード紙)