社会経済開発銀行(BNDES)の投資管理会社であるBNDES出資会社(BNDESPar)は、今年下半期に株価が堅調に推移している資本参加企業の持ち株放出で10億レアル~10億レアルの資金調達を予定している。
BNDES出資会社は、資本参加企業の中でレアル通貨に対するドル高の為替で輸出が好調でコモディティ商品価格が上昇して株価が堅調に推移している紙・パルプ業界のFibria社 並びにSuzano社、食肉加工大手の JBS社の持ち株放出を検討している。
社会経済開発銀行(BNDES)は、国庫庁から2008年以降で累計4,500億レアルの資金の特別貸与を受けており、国庫庁に対する負債総額は5,210億レアルに達している。
BNDES銀行はAracruz社並びに VCP社が合併して誕生した Fibria社の29.08%の株式、 JBS社の23.19%の株式、Suzano社の6.85%の株式をそれぞれ所有している。
今年6月末のBNDESParの総資産の72%に相当する770億2,500万レアルは投資先企業の普通株や優先株であり、石油や鉄鉱石などの国際コモディティ価格が低迷しているペトロブラス石油公社やヴァーレ社の株放出は、株価が低迷しているために時期的に適切ではないとInsper大学のセルジオ・ラザリーニ教授は指摘している。
BNDESParは短期的に資本参加している企業の持ち株の放出で30億レアル~40億レアルの資金調達を予定、長期的には150億レアルの資金調達をすると予想されている。
今年のサンパウロ平均株価(Ibovespa)は5.29%値下げしており、また過去12か月間では18.26%と大幅に下落している一方で、前記同様にJBS社の株価は8.1%、6.47%それぞれ値上がりしている。
今年のJBS社の株価は70.5%、過去12か月間では95.7%とそれぞれ大幅に値上がり、また前期同様にFibria社は67.5%、109%とそれぞれ大幅に値上がりしている。
2011年のBNDESParの持ち株売買による収益は40億レアルの黒字を計上、2012年は1億450万レアルの赤字を計上、2013年は15億レアルの黒字を計上、2014年は29億レアルの黒字を計上していた。(2015年9月16日付けエスタード紙)