先月末に連邦政府は今年の財政プライマリー収支黒字目標のGDP比1.13%に相当する663億レアル達成は不可能と判断して、GDP比0.15%に相当する87億4,000万レアルに引き下げると発表した。
国内経済の停滞にも関わらず、公共料金の値上げなどによるインフレ圧力に対する政策誘導金利(Selic)の引上げによる銀行金利の上昇並びに与信強化などの要因で、国庫庁の歳入は減少傾向の悪循環サイクルに陥っており、財務省が発表した今年の公社による国庫庁への170億レアルの利益・配当金の送金は非常に困難と予想されている。
今年上半期のブラジル銀行の純益は前年同期比60%増加の88億2,600万レアル、国庫庁への利益・配当金の送金は31%増加の17億8,003万レアル、前記同様にブラジル再保険公社(IRB)は33%増加の3億4,200万レアル、65%増加の3億4,200万レアルとなっている。
しかし今年上半期の社会経済開発銀行(BNDES)の純益は前年同期比36% 減少の35億1,500万レアル、前記同様にペトロブラスは43%減少の58億6,100万レアル、エレトロブラスは52%減少の1億5,800万レアルに留まっている。
昨年上半期のペトロブラスによる国庫庁への利益・配当金の送金は22億1,060万レアル、前記同様にBNDES銀行は53億4,490万レアル、エレトロブラスは2億5,200万レアルであった。
ラヴァ・ジャット作戦関連汚職問題やドル高の為替による負債総額の増加などの要因で、ペトロブラスのアルデミール・ベンジーニ(Aldemir Bendine)総裁は、今年上半期のペトロブラスによる国庫庁への利益・配当金の送金は不可能であると説明している。(2015年8月24日付けヴァロール紙)