インフレ圧力を軽減するために更なる金融引締め政策採用を余儀なくされていた中銀の通貨政策委員会(Copom)は、昨日夜に現在の政策誘導金利 (Selic)13.75%を全会一致で0.5%引上げて14.25%に決定、2006年8月以降では最高のSelic金利高となっている。
今回の中銀の通貨政策委員会(Copom)のSelic金利は7回連続で引き上げられ、今年1月からのSelic金利の引き上げ要因としてブラジル国内のマクロ経済シナリオ並びにインフレ抑制であったが、今回のSelic金利の引き上げで2016年末のインフレ指数は、連邦政府の目標中央値4.5%への誘導が可能になると予想されている。
今回の中銀によるSelic金利調整でブラジル金融引き締め政策に対する信用が徐々に回復サイクル入りするとブラデスコ銀行マクロ経済調査担当のオタヴィオ・デ・バーロス(Octavio de Barros)氏は説明している。
中銀では今後数か月間に亘って現在のSelic金利14.25%を継続して、来年のインフレ指数を連邦政府の目標に接近させる金融引き締め政策を維持するとテンデンシアス社エコノミストのアレサンドラ・リベイロ(Alessandra Ribeiro)氏は予想している。
先週、連邦政府は今年の財政プライマリー収支黒字目標のGDP比1.13%に相当する663億レアルをGDP比0.15%に相当する87億4,000万レアルに引き下げると発表したことで、中銀にとってはSelic金利の引上げ圧力を軽減する効果につながる。(2015年7月30日付けエスタード紙)