6月のドルの為替の投資収益率はマイナス2.0%以上であったにも関わらず、今年上半期の収益率は、米連邦準備理事会(FRB)が下半期に利上げに踏み切る可能性が濃厚となっているなどの要因で17.10%と収益率トップを記録している。
下半期のFRB理事会による金利の引上げ予想以外にもギリシアのユーロ圏脱退問題が世界金融市場をかく乱してドルの為替が大半の通貨に対して上昇している要因となっていると、エコノミストのファービオ・コロンボ氏は説明している。
今年上半期のブラジルの貿易収支は赤字の計上、また財政再建政策達成のための公共投資の大幅削減、財政プライマリー収支黒字の大幅な下方修正、ラヴァ・ジャット作戦による汚職問題のプラナルト宮への捜査の波及などで、ブラジル国内の政治経済問題が更にドル高の為替に拍車をかけている。
ブラジル国内の政治経済問題が波乱含みで推移しているにも関わらず、6月のサンパウロ平均株価指数(Ibovespa)の収益率は0.61%を記録、今年上半期の収益率は6.15%を記録している。
6月の確定金利付きファンド(RFファンド)の収益率は、0.85%とインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA-15)の0.99%を下回っているが、下半期のインフレ指数は下落傾向が予想されるために、今後の確定金利付き投資ファンドの収益率はインフレ指数を上回ると予想されている。
今年上半期の投資収益率の比較ではドル投資が17.10%でトップ、続いて金が15.38%、サンパウロ平均株価指数(Ibovespa)は6.15%、確定金利付きファンド(RFファンド)は5.19%、大口の銀行間預金ファンド(DI)は4.69%、ポウパンサ預金は4.63%であった。
今年上半期の投資収益率比較でインフレ指数の総合市場物価指数(IGP-M)4.33%を下回ったのは小口の銀行間預金ファンド(DI)の3.75%、10万レアル以上の銀行定期預金証(CDBs)の収益率2.51%で最低となっている。(2015年7月1日付けエスタード紙)