昨年のブラジル国内のM&A件数はワールドカップ開催や大統領選挙、国内経済の低迷、国際コモディティ価格の下落などにも関わらず、前年比8.2%増加の879件でM&A取引総額は2,080億ドルに達している。
今年のM&A件数はペトロブラス石油公社関連の連邦警察の特別捜査「ラヴァ・ジャット作戦」の汚職捜査による影響で大手ゼネコンの投資が減少すると予想されているために、昨年を下回る可能性があると予想されている。
今年は業界再編が加速すると予想されている紙・パルプ業界で盛んにM&Aが実施されると予想されているが、電力エネルギー業界並びにインフラ業界でもM&Aが加速する可能性がある。
昨年のM&Aではテレフォニカ・ブラジルはGVT社を97億ドルで買収、Altice AS はSPGS AS を90億ドルで買収、PortugalTelecom SGPSは Oi SA社を59億ドルで買収している。
昨年のM&Aの主幹銀行ランキングではクレディ・スイス銀行 は19件のM&Aの成立でM&A総額は293億ドルでトップ、BTG パクツアル銀行は41件の M&Aで総額285億ドル、ゴールドマン・サックス銀行は12件の M&Aで総額275億ドル、イタウーBBAは64 件のM&Aで総額264億ドルとなっている。
またJPモルガンは8件のM&Aで総額250億ドル、Rothscildは14 件のM&Aで総額239億ドル、メリルリンチは13 件のM&Aで総額191億ドル、ドイツ銀行は4件のM&Aで総額140億ドル、Lazardは6 件のM&Aで総額112億ドルとなっている。(2015年1月19日付けエスタード紙)