三井住友保険(原 敬一社長)は、ブラジル国内でのマーケットシェア拡大のために3億4,000万レアルを増資して資本金は2億8,100万レアルから6億2,100万レアルに拡大、原社長は「ブラジルの保険業界は競争が激しく、増資で収益性をひきあげる」と説明している。
三井住友保険が所属する昨年の三井住友保険のインシュアランスグループの売上は340億ドルで日本でも最も大きな保険グループのひとつであるが、昨年のブラジルの三井住友保険の売上は3億4,700万レアルに留まっており、1,800万レアルの赤字を計上している。
三井住友保険のエリオ・キノシタ副社長は2015年から黒字に転じると見込んでおり、2017年には8億レアルの黒字を計上すると予想、今回の増資は4年前から計画、アジアやヨーロッパ、米国など世界39カ国で展開している昨年の三井住友保険の海外の売上は全体の16%に相当する9億3,000万ドル、2017年には海外の売り上げを40%まで引き上げる。
本社の柄澤康喜社長がブラジルで大手顧客や業界関係者などを訪問後の今から3か月前に増資を決定、キノシタ副社長は「柄澤康喜社長がブラジルの保険業界のポテンシャルを確認、今後はブラジル国内の保険会社の買収の可能性はある」と説明している。
2年前から新商品の開発オペレーションシステムの強化を図っているが、増資で更にブラジル国内での営業強化につながり、特に自動車保険は売上の50%を占めており、損害率は80%に達していたが、今では63%まで減少している。
三井住友保険は1965年にコンコルジア保険に資本参加してブラジルに進出、1996年に同社を買収、また南米安田保険はマリチマ保険を買収、ブラジル東京海上も過去数年間で急速にマーケットシェアを拡大している。(2014年10月17日付けヴァロール紙より抜粋)