ブラジルのIT企業は、米国のニューヨーク株式市場やナスダックでの資金調達がサンパウロ証券取引所よりも容易であると判断して新規株式公開(IPO)を準備している。
ニューヨーク株式市場にはブラジル企業32社が株式を上場しているにも関わらず、IT企業は含まれておらず、また最後にニューヨーク株式市場に上場したのは2012年11月のBrasilAgro社となっている。
今年7月のアルゼンチン資本のIT企業であるGlobant社は、ニューヨーク株式市場で新規株式公開して5,900万ドルの資金調達に成功している影響で、ラテンアメリカのIT企業も米国でのIPOを検討している。
プライベート・エクイティのGeneral Atlantic 社並びにTiger Global Management社が資本参加しているDecolar.com社は、ナスダックもしくはサンパウロ証券取引所でのIPOを検討しており、ナスダックにはブラジル企業のGarneroグループのみが上場している。
W7Venture Capital社並びに Atomico社が3,000万レアルの出資をしているベビー用品並びに妊婦向け製品を取り扱っているBebe Store社は、今年7月にコンペチタ-のBaby.comを買収してIPOを検討している。
インドのJabong社並びにロシアの Lamoda社、中近東のNamshi社、東南アジア並びにオーストラリアで事業を展開するZalora社の4社で構成されるGlobal Fashion グループ並びにブラジルの婦人装飾品を取り扱うeコマースのDafiti社はIPOを検討している。
中国電子商取引大手のアリババ・グループ・ホールディング(阿里巴巴集団)はニューヨークを皮切りに機関投資家向け新規株式公開の説明会を開始しており、市場関係者は243億ドルの資金調達の可能性があると予想している。
Casino Groupの発表によると、Casinoとその子会社のCBD、Via Varejo、Exitoの各取締役会はCnova Group設立の主要条項を承認、国際的にeコマース(電子商取引)を展開していく新オランダ法人のCnova社は普通株のIPO計画について米証券取引委員会(SEC)に有価証券届出書を提出している。(2014年9月11日付けエスタード紙)