中銀の統計によると、保険業務やクレジットカード、投資ファンドなどの資産を含まない2009年と2013年の銀行業務の総資産ランクの比較では、連邦貯蓄金庫とBTG パクツアル銀行が順位を上げた一方で、ブラデスコ銀行並びにヴォトランチン銀行、シティバンクが順位を下げている。
2008年下半期の世界金融危機以降では、民間銀行は一斉に与信を強化してクレジット部門を縮小した一方で、公立銀行は連邦政府の要請でクレジット部門を積極的に拡大した影響で、連邦貯蓄金庫はクレジット部門のマーケットシェアを拡大した。
2009年の連邦貯蓄金庫のクレジット残高は1,244億レアル、2013年には290.3%増加の4,855億レアルまで拡大、この期間の商業銀行のクレジット部門の平均伸び率は117.8%であった。
2013年の連邦貯蓄金庫の銀行業務の総資産は4,444億レアルで3位、ブラデスコ銀行の5,856億レアルで2位であったが、2013年には連邦貯蓄金庫の銀行業務の総資産は、8,585億レアルとブラデスコ銀行の7,767億レアルを抜いて3位に上昇、しかし保険業務部門を含めた総資産はブラデスコ銀行が勝っている。
2013年の連邦貯蓄金庫のクレジット部門のマーケットシェアは18.1%、2014年末には19.5%までマーケットシェア拡大するため積極的にクレジット部門の拡大戦略をとっている。
BTG パクツアル銀行は、2010年に中国並びにシンガポール、アブダビの政府投資ファンドから18億ドルの資金を調達、また2012年には新規株式公開(IPO)で32億ドルを調達して、2013年には銀行業務の総資産ランキングで8位にランク入りしている。
2013年の銀行業務の総資産ランキングの1位はブラジル銀行の1兆2,185億レアル、2位はイタウー銀行の1兆273億レアル、次いで連邦貯蓄金庫の8,585億レアル、ブラデスコ銀行の7,767億レアル、サンタンデール銀行の4,954億レアル、HSBC銀行の1,599億レアル、サフラ銀行の1,301億レアル、BTG パクツアル銀行の1,159億レアル、ヴォトランチン銀行の1,070億レアル、シティバンクの543億レアルとなっている。(2014年5月23日付けヴァロール紙)