格付け会社フィッチは、ブラジルのソブリン格付けを今年7月までに見直す可能性があるが、フィッチブラジルのラファエル・ゲーデス取締役は、先週、ギド・マンテガ財務相と話し合い、連邦政府は過去12カ月間に経済政策を正しい方向に転換したとコメントしている。
フィッチ社は1年ごとに格付けの見直しを行っており、昨年7月18日にブラジルの格付けをBBBに据え置いたが、今年3月24日、格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、ブラジルのソブリン格付けを「BBB」から「BBBマイナス」に1段階引き下げて投資適格級では最も低い格付けに変更、また見通しは「ネガティブ」から「安定的」に変更、またペトロブラス石油公社並びにブラジル中央電力 (Eletrobras)も格下げされた。
S&Pは格下げの要因として「連邦政府の政策に一貫性がなく、また財政政策と経済政策の信頼性が欠如しており」、また「今後数年間のブラジル経済は低成長にとどまる」と予想、公立銀行が連邦政府の経済成長加速プログラム(PAC)を支えており、また電力料金の値上げの先送り、財政プライマリー収支黒字の目標のため減税政策の縮小などを余儀なくされているとS&Pは指摘している。
フィッチ社ではブラジルの今年の国内総生産(GDP)伸び率を1.9%、2014年のGDP伸び率を2.5%と予想しているが、6月中旬に再度の予想の見直しを予定して格付け変更の参考にする
S&Pはパラナ州立銀行の格付けをBB+ からBBに格下げ、 Gerador銀行はBBから B+に格下げ、ヴォトランチン銀行はBBB- からBB+に格下げしたが、南大河州立銀行はBBB-に据え置いている。(2014年5月21日付けエスタード紙)