ドイツ銀行は、ジウマ・ロウセフ大統領の再選が決戦投票までもつれ込むとの予想などの要因でブラジル国債の格付け見通しを「弱含み」に変更、顧客に対して更なるブラジル国債の購入を控えるように推奨している。
ジウマ大統領再選が楽観視されていたにも関わらず、ペトロブラスによる米国の石油製油所買収問題の発覚などで支持率が大幅に落ち込んできており、また低迷するブラジルのマクロ経済などの要因で国債の格付け見通しを「安定的」から「弱含み」に変更したとドイツ銀行の新興国ストラテジストのHongtao Jiang氏は説明している。
またブラジルの貿易収支の悪化並びに今年の国内総生産(GDP)伸び率の下方修正、財政プライマリー収支黒字がGDP比1.5%に留まると予想されていることもブラジル国債の格付け見通しの変更につながっている。
ドイツ銀行では今年1月に過去1年間以上続いていた格付け見通し「弱含み」を「安定的」に変更していたにも関わらず、今回は再度格付け見通し「安定的」を「弱含み」に変更している。(2014年5月7日付けエスタード紙)