昨年のサンパウロ平均株価の大幅な下落並びに昨年4月から政策誘導金利(Selic)は引き上げサイクル入りした影響で銀行金利が上昇したが、それ以前は低金利で推移していたために、2013年のペトロブラス年金基金(Petros)の金融投資の実質赤字は、70億レアルを計上した可能性がある。
昨年のペトロブラス年金基金の公式赤字は28億レアルとなっているにも関わらず、詳細は発表されていないが、昨年のPetrosの目標収益はインフレ指数である広範囲消費者物価指数(IPCA)プラス6.0%であったが、IPCAプラス5.5%に留まった。
ペトロブラス年金基金の投資の約50%は確定金利付きファンドへの投資であったにも関わらず、Selic金利が低調に推移して銀行金利が非常に低率で推移したために、目標の収益率に達しなかった。
またペトロブラス年金基金が保持する通信会社Oi 社の株価が大幅に下落、3億レアルを投資している石油・天然ガス事業を展開するLUPATECH社の負債が拡大、 10億レアルを投資しているBVA銀行の負債問題などがペトロブラス年金基金の利益悪化につながっていた。
ブラジル2位の投資ファンドのペトロブラス年金基金の投資残高は660億レアル、過去10年間で資産が3倍の増加、投資総額の半分は確定金利付きファンドへの投資となっている。(2014年4月29日付けエスタード紙)