3月17日にウクライナ南部のクリミア半島で行われた住民投票でロシア編入への賛成票が95%を超え、クリミア自治共和国の議会は、ウクライナからの独立を宣言したが、投票の無効を主張する欧米は、ロシアに対する経済制裁を発表した影響で、海外投資家は、ロシアからの投資金を相次いで引き上げており、ブラジルの金融市場にも海外からの資金が大量に流入している。
また3月24日、格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、ブラジルのソブリン格付けを「BBB」から「BBBマイナス」に1段階引き下げて 投資適格級では最も低い格付けとなり、見通しは「ネガティブ」から「安定的」に変更、またペトロブラス石油公社並びにブラジル中央電力 (Eletrobras)も格下げされていたにも関わらず、3月のサンパウロ平均株価(Ibovespa)は、7.05%上昇して投資収益ではトップとなっている。
昨日のIbovespaは1.3%上昇して5万414.92ポイントと1月8日に記録した5万576.64ポイントまで接近しているにも関わらず、今年のIbovespaはマイナス2.12%となっている。
先週のCNI/Ibopeのジウマ・ロウセフ政権の支持調査によると、ジウマ政権運営は最高/よいは前回調査の43%から36%に減少、最悪/悪いは20%から27%に上昇して、支持率に陰りがでてきていることも海外投資家のブラジルへの投資を促している一因となっている。
3月の27日までの海外からのサンパウロ証券取引所への投資金は、21億9,000万ドルと2月の12億8,000万ドルを大幅に上回っており、また今年の投資残は26億3,000万ドルとなっている。
3月の投資収益率の比較ではIbovespaの7.05%に次いで10万レアル以上の銀行定期預金証(CDB)の収益率は0.66%、銀行間預金ファンド(DI)の収益率は0.60%、ポウパンサ預金は0.55%、商業ドルはマイナス3.20%、金投資はマイナス4.76%となっているが、インフレ指数の総合市場物価指数(IGP-M)は、1.67%でIbovespa以外の収益率はインフレ以下であった。
今年の投資の収益率比較では金投資の収益率が3.87%でトップ、確定金利付きファンド(Fundos RF)は2.13%、商業ドルはマイナス3.78%、Ibovespaはマイナス2.12%となっている。(2014年4月1日付けエスタード紙)