複数の機関投資家や個人投資家から集めた資金を事業会社や金融機関に投資して、その企業の経営に深く関与し企業価値を高めた後に売却することで、高い内部収益率を獲得することを目的とした投資ファンドであるプライベート・エクイティ・ファンドの2013年のブラジル企業への投資は、世界金融危機後の2009年以降では最低となっている。
2013年のプライベート・エクイティ・ファンドのブラジル企業への投資は、28億ドルで前年比40%減少していると300社が加盟する新興国市場向けプライベート・エクイティ協会(Empea)では発表している。
昨年のプライベート・エクイティ・ファンドのブラジル企業への投資の減少は、米国の量的緩和政策の縮小による新興国からの資金逃避や過去数年間のブラジルの低いGDP伸び率、ブラジルにとって最大の輸出先である中国経済の停滞等が要因となっている
2012年ラテンアメリカ諸国向けのプライベート・エクイティ・ファンドの投資の84%はブラジルに集中していたが、昨年は65%まで減少しており、メキシコ並びにチリ向け投資の比率が上昇している。
メキシコへのプライベート・エクイティ・ファンドの投資拡大の要因として、通信並びに石油・天然ガスセクターの規制改革の前進が海外投資家にとって、ブラジルよりもリスクが低いために魅力的となっている。
昨年のプライベート・エクイティ・ファンドの新興国向け投資は、前年比20%減少の360億ドル、しかしメキシコ並びにポーランド、チリは増加している一方で、中国向け投資は過去数年間で最低となっている。(2014年2月13日付けエスタード紙)