シンガポール政府系投資会社Temasekは、ブラジルの港湾民営化コンセッション向け投資に注目しており、直接の関係を持たない多岐に渡る業種・業務に参入している企業体であるコングロマリットと共同で港湾投資案件を模索している。
Temasek社は、ブラジルのゼネコン大手のカマルゴ・コレア社並びにアンドラーデ・グッチエレ社、オデブレヒト社との共同事業を検討しており、港湾事業以外では、エネルギー事業並びに植林事業、小売り事業、金融関連事業などポートフォーリオを拡大する可能性がある。
2013年のTemasek社の世界中での投資残高は1,730億ドル、ブラジル向け投資は全体の1.0%にも達しないが、短・中期投資として2倍~3倍に増加する可能性がある。
過去数カ月間のTemasek社のブラジル国内での投資案件として、エネルギー事業のCPFL社並びに食肉会社、インフラ関連事業への資本参加を検討、港湾並びに空港関連事業では、コングロマットとタイアップして投資を予定している。
2010年のオデブレヒト社と共同で石油・天然ガス関連事業に4億ドルを投資、2013年にはクラビン社に5億5, 000万ドルの投資を約束、米国資本Netshoes社並びにAmyris 社のブラジル支社への投資、GP社、 Patria社にも資本参加している。
Temasek社の地域別投資ではシンガポールが30%、シンガポールを除くアジアが41%、オストラリア並びにニュージーランドが13%、北米並びにヨーロッパが12%、ラテンアメリカが2%、アフリカ並びに中近東、中央アジアが2%となっている。
Temasek社の事業別投資では、サービス・金融業が31%、通信・メディアが24%、輸送・製造業が20%、自然科学・不動産・小売業が12%、エネルギーが6%、その他が7%となっている。(2014年1月31日付けエスタード紙)