昨年10月初めに格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、連邦政府の財政収支の悪化並びに公共投資の減少、経済成長が引き続き低迷していると指摘、ブラジルのソブリン格付けの「Baa2」は据え置いたにも関わらず、格付けの見通しを「強含み」から「安定的」に変更していた。
ムーディーズは昨年のブラジルのGDP伸び率を2.1%、2014年のGDP伸び率は2.0%を予想、また昨年の財政プライマリー収支黒字をGDP比1.8%、2014年は2.1%を予想しているために、ブラジルのソブリン格付けの「Baa2」は据えおくが、公的負債が増加する場合は格下げの可能性も指摘している。
ムーディーズでは昨年のブラジルの公的負債をGDP比60.4%と予想、2014年の公的負債をGDP比61.9%と予想しているが、公的負債がGDP比65.0%を上回れば格下げされる可能性が高い。
ムーディーズのマウロ・レオ副社長は、2014年は大統領選挙の年であるために経済政策の大きな変更は発生しないと予想、しかし2015年には経済政策や税制政策などが大きく変更されると予想している。
またギド・マンテガ財務相が財政プライマリー収支黒字を達成するために実施した会計操作の停止並びに国庫庁から社会経済開発銀行への資金貸与の中止発表をムーディーズのマウロ・レオ副社長は高く評価している。
RBS銀行為替ストラテジー担当のフラヴィア・カタン取締役は、ブラジル経済が回復基調に入る前に一段と景気が悪化すると予想、また2014年に大統領選挙があるために、年内のブラジルでの金融投資を控えて、2015年に再投資することを勧めている。(2014年1月7日付けエスタード紙)