中銀の調査によると、今年の公立銀行並びに民間商業銀行のクレジット総額は、過去4年間で最低になると予想、ギド・マンテガ財務相は、銀行のクレジット縮小はGDP伸び率の縮小につながるとコメントしている。
2008年の世界金融危機後に、民間商業銀行は延滞率の増加を危惧して与信審査を強化してクレジットには慎重になっており、今年10カ月間のインフレ指数を差引いた実質法人向けクレジットは前年同期比僅かに2.2%増加、10月の過去12カ月間の名目クレジットは3.7%の増加にとどまっている。
Gibraltar Consulting社のエコノミストのゼイラ・ラティフ氏は、民間商業銀行は特に2011年から与信審査を強化して個人向けクレジットを縮小、この傾向は今年も継続して3.6%の増加にとどまっていると説明している。
またゼイラ・ラティフ氏は、「一般消費者の負債が大幅に膨らんでいるうえに、インフレの上昇や実質賃金の上昇幅の低下で、銀行への負債返済が厳しくなってきている」とコメントしている。
中銀の3カ月おきの銀行クレジット調査によると、公立銀行のクレジット供給は需要を上回っているが、民間商業銀行のクレジット供給は需要を下回っているにも関わらず、今年の延滞率がすでに低下してきてコントロールされているために、2014年は自動車向けクレジットが7.0%増加すると予想されている。
中銀の統計によると、今年の銀行の平均クレジット伸び率は、前年比15.5%と2009年以来では最低の伸び率にとどまると予想、このクレジット伸び率は、住宅向けクレジット並びに農村向けクレジット、大型プロジェクト向けの社会経済開発銀行(BNDES)のクレジットが含まれている。
今年10カ月間の個人向けクレジット総額は、前年比12.2%増加の1,364億レアル、昨年10カ月間は1,261億レアル、前記同様に法人向けクレジット総額は3.7%増加の1323億レアル、昨年10カ月間は1,292億レアル、住宅購入向けクレジットは197億レアル、昨年10カ月間は170億レアル、住宅向けクレジット並びに農村向けクレジット、社会経済開発銀行(BNDES)のクレジット総額は242億レアル、昨年10カ月間は237億レアルであった。(2013年12月11日付けエスタード紙)