昨日、ブラジル銀行協会連盟(Febraban )で講演を行った中銀のアレシャンドレ・トンビーニ総裁は、ドルの為替変動が激しくドル高の為替に傾いているため8月から採用しているドル介入を来年も継続すると強調した。
中銀は毎週月、火、水、木曜日にそれぞれ5億ドルずつ通貨スワップ入札を実施、金曜日に10億ドルの信用枠入札を予定、これらのドル介入は8月22日から開始して12月31日まで通貨スワップと信用枠の入札を継続して、レアル安の為替を阻止するドル介入となっている。
今年5月に米国の連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和を縮小する可能性があると発表してから世界的にドル高の為替傾向となってきており、特に新興国の通貨の下落幅が大きくなってきている。
8月21日のレアル通貨に対するドルの為替はR$2.45まで上昇、昨日のドルの為替は、Febraban連盟でのトンビーニ総裁のドルの為替介入延長の発言を受けて、1.3%減少のR$2.36となった。
米国の量的緩和による金利減少は、新興国の金利上昇並びにインフレ圧力に結びついて新興国の経済活動が大きく左右されるために、更なる為替安定政策の導入を余儀なくされる。
中銀の通貨政策委員会(Copom)の議事録によると、来年1月のCopom委員会で政策誘導金利(Selic)が0.25%もしくは0.5%引き上げられた後、更なる金融引締め政策の導入は行われないと金融市場関係者は読み取っている。(2013年12月6日付けヴァロール紙)