10月の一般消費者向け銀行金利は、銀行金利の上昇の影響を受けて5カ月連続で上昇した一方で、10月のクレジット総額は、前月比では減少したと中銀は発表している。
10月の個人向けクレジットの平均年利は、9月の25.5%から26.1%に上昇して2013年5月以来の最高年利となっており、法人向けクレジット年利は14.7%から14.8%と僅かに上昇、1日当たりの平均クレジットは、銀行職員のストの影響を受けて4.4%減少している。
銀行スプレッドの主な変動要因として、クレジット返済滞納コスト並びに国庫庁への納税、従業員コスト、銀行の収益性の悪化などで銀行スプレッドが上昇、銀行の資金調達コストでは、今年初めから継続して上昇を続けている政策誘導金利(Selic)が銀行の資金調達コストを上昇させている。
10月の個人向けクレジットの延滞率は、4.6%と2011年3月以来では最低を記録、法人向け延滞率は、2.0%と前月と同様レベルで推移しており、10月の個人向けクレジットの平均年利は、前月の82.1%から88.1%と大幅に上昇、特別小切手税と呼ばれる口座借越残クレジット年利は、143.3%から144.5%に上昇している。
また10月の延滞率が低い給与・年金口座連動型クレジットの平均年利は、前月の24.3%から24.6%に上昇、中銀は今年4月から6回連続でSelic金利を引き上げており、4月のSelic金利7.25%から現在は10%まで上昇している。
10月のブラジルの銀行システムのクレジット残高は、前月比0.5%上昇して2兆6,000億レアルに達してGDP比55.4%に達しているが、10月の法人向けクレジットは、社会経済開発銀行(BNDES)のクレジット減少を筆頭に増加傾向とはなっていない。
一般家庭の銀行負債は住宅クレジットが牽引して増加、公立銀行の10月の過去12カ月間のクレジットは25%前後増加している一方で、民間商業銀行のクレジットは僅かに6.0%の増加に留まっている。
10月の公立銀行の平均延滞率は2.0%で推移しているが、昨年12月の延滞率1.8%から増加、民間商業銀行の延滞率は、与信強化の影響で4.5%と昨年12月の延滞率5.3%から大幅に減少している。(2013年11月29日付けエスタード紙)