実業家エイケ・バチスタ氏の石油・天然ガス開発企業OGX社は、2013年7月にツバロン・アズール油田での原油生産を2014年に停止すると発表したために、金融市場関係者のバチスタ氏に対する不信感が上昇した影響で、OGX社並びにグループ企業の株価が暴落した影響を大きく受けて、今年のサンパウロ証券取引所(Bovespa)のサンパウロ平均株価(Ibovespa)の上昇の妨げになっていた。
10月30日にOGX社はリオデジャネイロの裁判所に資金繰りを改善して直ちに会社整理を避けるのを目的に破産法適用を申請したが、10月31日も継続してOGX社株は取引されてIbovespa平均株価に影響を与えたが、11月1日からBovespa取引所での取引は禁止されている。
OGX社の株価暴落にも関わらず、ペトロブラス石油公社による燃料価格調整方法の変更、イタウー銀行の純益の大幅な上昇、ブラジル銀行の保険部門BB Seguridade社の新規株式公開の予想などの影響を受けて、10月の株投資の収益は、3.67%と他の投資収益を大幅に上回った。
世界経済の見通しが悪化した時に、株や確定金利付きファンドなどの投資から流れ込む金投資は、1.06%とインフラ指数である総合市場物価指数(IGP-M)0.86%を上回ったが、商業ドルは0.63%増加のR$2.23に留まってインフレ指数を下回った。
10月9日の中銀の通貨政策委員会(Copom)は、インフレ圧力を軽減させるために政策誘導金利(Selic)を全会一致で9.0%から9.5%に引き上げられた影響で、確定金利付きファンドの収益は僅かに増加した。
10月の銀行間預金ファンド(DI)の収益率は0.64%、10万レアル以上の銀行定期預金証(CDB)の収益率は0.58%、Selic金利連動でないポウパンサ預金の収益率は0.51%、Selic金利連動のポウパンサ預金の収益率は0.51%となっている。(2013年11月1日付けエスタード紙)