米国の格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、ペトロブラス石油公社の長期債務格付けを「A3」から「Baa1」に引き下げ、格付け見通しを「ネガティブ」に設定した。
昨日、ペトロブラスは創立60周年記念であったにも関わらず、ムーディーズは、ペトロブラスの負債状況並びに投資プログラムの実行状況、原油生産目標の達成状況などから長期債務格付けを「A3」から「Baa1」に引き下げた。
第2四半期のペトロブラスの資産に対する負債率は、34%と第1四半期よりも3%増加して、2010年第2四半期に増資による1,200億レアル以上を調達した以前の水準まで悪化している。
しかしムーディーズでは、ペトロブラスの原油生産の増加や原油埋蔵量の上昇、負債の減少などの要因で、長期債務格付けが再度「Baa1」から「A3」に上昇できると見込んでいる。
ペトロブラスの負債は、2013年から2014年にかけてピークを迎えるために2015年以降から負債は減少に転じると予想されており、またブラデスコ銀行並びにイタウー銀行、ブラジル銀行、連邦貯蓄金庫、サフラ銀行、BNDES銀行、HSBC銀行の格付け見通しを「ポジティブ」から「安定的」に変更している。
ムーディーはブラジルのソブリン格付けの見通しを「強含み」から「安定的」に変更した影響で、昨日のサンパウロ証券取引所の平均株価は1.15%下げた。
ムーディーは連邦政府の財政収支が悪化並びに公共投資の減少、経済成長は引き続き低迷していると指摘したが、格付けの「Baa2」は据え置いている。(2013年10月4日付けエスタード紙)