レアル通貨がドルに対して過去1カ月間に世界で最も下落したことを受け、先週、中銀は1週間当たり30億ドルの通貨スワップと信用枠の入札を実施して、レアル通貨に対するドル高の為替を阻止すると発表した。
中銀は毎週月曜日から木曜日まで1日当たりそれぞれ5億ドルずつの通貨スワップ入札を実施、また金曜日には10億ドルの信用枠入札を実施、これらのドル介入は8月23日から開始して12月31日まで通貨スワップと信用枠の入札を継続する。
昨日、中銀は4億9,800万ドルのドルの為替スワップ介入を実施したにも関わらず、レアル通貨に対するドルは、1.36%上昇のR$2.388を記録して介入効果がなくなっており、今年のレアルに対するドル高は16.77%、今月は4.83%それぞれ上昇している。
中銀の最終フォーカスレポートでは、今年のインフレ指数である広範囲消費者物価指数(IPCA)を前回の5.74%から5.8%に上方修正、イタウー銀行やサンタンデール銀行のエコノミストは、今年のIPCA指数を6.0%以上と予想している。
ドル高の為替が20%に達するとインフレ指数は1.5%上昇、またドル高の為替はガソリンやディーゼル燃料の値上げにつながるために、更にインフレ指数が上昇する可能性がある。
ギド・マンテガ財務相は、米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和縮小の可能性を発表した影響で、ブラジルや新興国が「小型の危機」に直面していると指摘しているが、緩和縮小開始後は為替の大きな変動は収まると予想している。(2013年8月27日付けエスタード紙)