今年のブラジルの経済成長率が連続して大幅に下方修正され、またクレジットの商業銀行の延滞率の増加に伴う与信強化で、民間銀行がクレジット部門を縮小する傾向にあるにも関わらず、ブラジル銀行は、マーケットシェア拡大のために果敢にクレジット部門を拡大する。
ブラジル銀行では今年のクレジット部門の伸び率を16%~20%と見込んでいたが、民間銀行が軒並みクレジット部門の伸び率の下方修正を発表した2日後に、今年のクレジット部門の伸び率を最低でも17%、最高で21%の上方修正を発表している。
ブラジル銀行のクレジット部門の伸び率の上方修正は、主に農業部門向けクレジット並びに法人向けクレジット拡大が予定されており、第2四半期末のブラジル銀行の延滞率は、1.87%と第1四半期末の2.0%から縮小している。
ブラジル銀行の前年6月末のクレジット残高は、4,597億9,400万レアル、今年6月末のクレジット残高は25.6%増加の5,755億500万レアルと大幅に増加している。
前記同様にイタウー銀行は3,567億8,900万レアル、6.3%増加の3,792億1,300万レアル、ブラデスコ銀行は2,791億6,600万レアル、9.5%増加の3,055億7,400万レアル、サンタンデール銀行は2,056億3,200万レアル、6.0%増加の2,180億5,300万レアルとなっている。
またブラジル銀行の前年6月末の純益は55億1,000万レアル、今年6月末の純益は82%増加の100億2,900万レアル、前記同様にイタウー銀行は67億3,000万レアル、4.8%増加の70億5,500万レアル、ブラデスコ銀行は56億2,600万レアル、4.3%増加の58億6,800万レアル、サンタンデール銀行は14億1,200万レアル、マイナス21.4%の11億1,000万レアルとなっている。
今年のイタウー銀行のクレジット伸び率は11%~14%を予想していたにも関わらず、今では8%~11%に下方修正、サンタンデール銀行は15%から最高でも10%に留まると予想、ブラデスコ銀行は13%~17%の予想を11%~15%と大幅に下方修正している。(2013年8月14日付けエスタード紙)