6月中旬に米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は、量的金融緩和を縮小する方針を発表して米国債の金利上昇の観測が強まった影響を受けて、レアルに対するドルが上昇を続けており、今年7カ月間のブラジル国内のドルの投資収益率は、11.39%でトップとなっている。
量的金融緩和を縮小する方針の発表の影響で、海外投資家がブラジルなどの新興国から投資金を引上げた影響で新興国の通貨は一斉に下落、また株価も低調となっている。
今年7カ月間のサンパウロ平均株価(Ibovespa)は、マイナス20.86%で投資の収益率は最低となっているが、7月のIbovespa株価は1.64%上昇して月間では今年初めてプラスに転じている。
今年のブラジルのGDP伸び率が相次いで下方修正されて、今では2.0%前後の伸び率に留まると予想されており、また低調な貿易収支、政策金利の上昇、いつ沈静するかわからない全国的な抗議デモなどの影響も株価の下落に歯止めがかかっていない。
7月の投資収益率トップは金投資の9.73%、ドルは2.11%、Ibovespa株価は1.64%、昨年5月4日以前に預金されてSelic金利連動でないポウパンサ預金は0.50%、銀行間預金ファンド(DI)は0.49%、Selic金利連動のポウパンサ預金の収益率は0.46%、10万レアル以上の銀行定期預金証(CDB)の収益率は、0.41%とそれぞれインフレ指数の総合市場物価指数(IGP-M)の0.26%を上回った。
今年7カ月間の投資の収益率ではドル投資が11.39%でトップ、Selic金利連動でないポウパンサ預金は4.09%、銀行間預金ファンド(DI)は3.26%、10万レアル以上の銀行定期預金証(CDB)は3.15%、Selic金利連動のポウパンサ預金は2.99%とそれぞれインフレ指数のIGP-Mの2.01%を上回ったが、金投資はマイナス11.42%、Ibovespa投資は、マイナス20.86%とそれぞれインフレ指数を大幅に下回っている。(2013年8月1日付けエスタード紙)