実業家エイケ・バチスタ氏のグループ企業は、2013年に社会経済開発銀行(BNDES)に対して総額11億7,000万レアルのクレジット返済義務があり、また2014年は6億8300万レアルのクレジット返済が迫っている。
この償還期間が迫っている11億7,000万レアルは、2009年から2012年にかけてBNDES銀行との間で契約されたクレジット契約による負債であり、この金額には金利や手数料は含まれていない。
格付け会社スタンダード&プアーズ社は、実業家エイケ・バチスタ氏のグループ企業の石油・天然ガス開発OGX社の信用格付けを「B-」から「CCC」に格下げ、見通しを「ネガティブ」としてモラトリアムリスクがあり、ほとんど回復の見通しがないとしているために、金融市場関係者は不渡りの可能性を憂慮している。
造船会社OSX社のBNDES銀行のクレジットの4億レアルの返済期間は8月、LLXのアスー港のクレジットの返済は9月に迫っているが、金融市場の不信感の拡大に伴ってグループ企業各社の時価総額が軒並み下落しているために、今後の資金調達が心配されている。
バチスタ氏のグループ企業は、BNDES銀行に対して総額101億9,240万レアルのクレジットによる負債を抱えており、最も償還期間が長期の負債は2034年となっているが、2015年以降の負債総額は74億1,900万レアルとなっている。
OSX社のBNDES銀行の負債総額は13億3,200万レアル、LLXのスドエステ港建設向け負債総額は8億500万レアル、MPXのペセンII港は7億3,740万レアルとなっている。
MMXのスドエステ港湾建設はすでに50%以上進んでおり、また鉄鉱石の輸出契約も成立しているために、ゲルダウ社並びにアルセロール・ミッタル社、ウジミナス社などがスドエステ港湾の買収の有力候補となっているとエスピリット・サント銀行のアナリストのカタリーナ・ペドロ-ザ氏は予想している。(2013年7月24日付けエスタード紙)