今年初めの5カ月間の製造部門の海外投資家による対内直接投資は、58億ドルと前年同期の109億ドルから47%大幅に減少していると中銀並びにブラジル・グローバル・多国籍企業研究会(Sobeet)の統計から判明している。
今年初めの5カ月間の海外投資家によるブラジルへの対内直接投資総額は、167億ドルと前年同期の217億ドルから23%と大幅に減少、農畜産部門への直接投資は、前年同期比7.0%減少の28億ドル、唯一、サービス部門への直接投資は6.0%増加の75億ドルとなっている。
製造業部門への直接投資の内訳では、機械・装置セクターへの直接投資が前年同期比79%減少、金属セクターは75%減少、化学セクターは55%減少、製造業部門への直接投資は2008年以来では最低となっている。
ヨーロッパの債務危機や中国の国内総生産の伸び率の低下などの要因で世界的にM&Aが大幅に減少、ブラジルへの直接投資は安定しない為替、減少を続けるサンパウロ平均株価、米国の量的緩和縮小観測、インフレ圧力の上昇、効果が現れない減税政策などの要因で海外投資家はブラジルへの投資を見合わせている。
しかし下半期に予定されている石油・天然ガスの入札、道路、高速鉄道や国際空港の民営化コンセッションの入札が予定されているために、2014年には、海外投資家の対内直接投資が飛躍的に増加する可能性がある。(2013年7月22日付けエスタード紙)