格付け会社スタンダード&プアーズ社は、実業家エイケ・バチスタ氏のグループ企業で石油・天然ガス開発のOGX社の信用格付けを「B-」から「CCC」に格下げ、見通しを「ネガティブ」としてモラトリアムリスクがあり、ほとんど回復の見通しがないとしている。
OGX社の株価は、7月1日並びに2日で43%下落して1株は0.45レアルまで暴落しており、ドイツ銀行並びにバンクオブアメリカ・メリルリンチは、OGX社の株価は0.10レアルまで下がると予想している。
昨日のバチスタ氏のホールディング企業EBX社傘下のグループ企業OGX社の株価は19.64%、MMX社は17.29%、 OSX社は15.79%、 LLX社は11.24%、 CCX社は9.21%、 MPX社は8.75%それぞれ大幅に下落して益々グループ企業の時価総額が大幅に減少、また PDG社の株価は7.39%、 Eletropaulo社は6.90%、 Usiminas社は6.81%、 Valeは4.33%それぞれ下落している。
2012年から原油生産開始を始めたカンポス海盆のツバロン・アズール油田の原油生産が予想を大きく下回って採算が取れないために、7月1日にバチスタ氏は2014年中での操業中止を発表、またカンポス海盆で原油開発を行っているツバロン・チグレ油田、ツバロン・ガット油田並びにツバロン・アレイア油田も技術的に原油が生産できないと発表している。
2週間前に格付け会社フィッチがOSX社を格下げしたが、1カ月間で2回の格下げを行っており、また4月にはムーディーズも格下げを行っており、OSX社では益々資金調達が困難になってきている。
OGX社はグループ企業OSX社に対して、プラットフォームFPSO(船型浮遊式石油生産・貯蔵・積み出し設備)2隻の代金4億4,900万ドル支払い並びにプラットフォーム建造契約の見直しを迫られている。
ドイツ銀行ではOGX社が抱える40億ドルに及ぶ負債支払いができないと予想してOGX社株の売買を推奨リストから外しており、また格付け会社が相次いで格下げしているために、ますます金融業界からの信用が凋落してきている。
公立銀行の社会経済開発銀行(BNDES)並びに連邦貯蓄金庫(Caixa)は、バチスタ氏のホールディング企業で株式公開していないEBX社に対して、総額63億レアルを融資している。
またブラデスコ銀行は12億5,200万レアル、イタウー銀行は12億3,500万レアル、BTG パクツアル銀行は6億4,900万レアル、そのうちMPXに大半の4億5,900万レアルを融資しているが、EBX社が株式を公開していないために、資金の流れが不透明となっている。(CAIXA)は(2013年7月3日付けエスタード紙)