世界のトップクラスの銀行が加盟する国際金融協会(IIF)の発表によると、対内直接投資以外に、株式市場に対する外資や銀行間の資本流動も含まれるブラジルへの国際民間資本フローは、前回予想の1,449億ドルから1,374億ドルに下方修正している。
また2014年のブラジルへの国際民間資本フローも前回予想の1,480億ドルから1340億ドルと大幅に下方修正されたにも関わらず、2012年の1,259億ドルを上回るとIIF協会では予想している。
米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は、記者会見で米国経済がFRBの予測通り改善するなら、年内に量的緩和策の縮小に踏み切り、来年半ばに終了する可能性があると発表していた。
このバーナンキ議長の発言を受けて、世界で最も安全な米国債の金利上昇に伴って、今後の世界の民間資本の流れが米国に向くと予想されているために、新興国への民間資本フローは減少すると予想されている。
IIF協会では、今年のブラジルのGDP伸び率を2.5%、2014年のGDP伸び率を3.2%とそれぞれ下方修正、また新興国のGDP伸び率も軒並み下方修正しているために、今年の新興国への民間資本フローは、昨年を360億ドル下回る1兆1,450億ドルと予想、唯一、トルコへの今年の民間資本フローは680億ドルに増加すると予想している。
国連貿易開発会議(UNCTAD)の2013年ワールド インベスティメント レポートによると、2012年のブラジルへの対内直接投資額は、米国、中国、香港に次いで2011年の5位から4位に上昇している。
2012年に最も対内直接投資を受けた米国は1676億ドル、中国は前年の6位から2位に上昇して1,211億ドル、香港は746億ドル、ブラジルは653億ドル、海外への直接投資額が最も多いのは米国、2位は日本、中国は前年の6位から3位に上昇している。(2013年6月27日付けエスタード紙)