昨日、中銀は30億ドル以上の為替介入を行ったにも関わらず、レアル通貨に対するドル高に歯止めがかからず、ドルの終値は前日比2.45%上昇のR$2.259と2009年4月1日以来のドル高を記録している。
今月19日、米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は、記者会見で米国経済がFRBの予測通り改善するなら、年内に量的緩和策の縮小に踏み切り、来年半ばに終了する可能性があると発表した影響で、世界的なドル高傾向に更に勢いがついている。
中銀はレアル通貨に対するドル高に歯止めをかけるため過去3週間で総額150億ドルに達する為替介入を行っているにも関わらず、益々のドル高の為替となってインフレ圧力が加速したために、政策誘導金利(Selic)の引上げ幅の拡大が余儀なくされてきている。
GO Associados社のファビオ・シルヴェイラ氏は、「ドル高の為替はインフレにとって最悪要因であり、中銀はSelic金利の引上げ並びにレアル通貨に対するドルの許容値をR$2.10からR$2.15に引き上げているにも関わらず、海外投資家の金融投資に結びついていない」とコメントしている。
6月のレアル通貨に対するドルは5.22%上昇、今年はすでに10.46%上昇、6月のサンパウロ平均株価(Ibovespa)は9.89%下落、今年は20.90%と大幅に下落している。
19日に米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長による年内の量的緩和策縮小の踏み切り発表に伴って、昨日のメキシコペソに対するドル高は4.17%、平均株価はマイナス3.91%、前記同様に日本円3.11%、平均株価はマイナス1.74%、チリのペソ3.11%、平均株価はマイナス3.06%となっている。
前記同様にロシアのルーブル1.84%、平均株価はマイナス4.51%、インドのルピア1.44%、平均株価はマイナス4.51%、韓国のウォン1.34%、平均株価はマイナス2.00%、南アフリカのランド0.82%、平均株価はマイナス3.11%、ヨーロッパ連合のユーロはマイナス1.40%、パリの平均株価はマイナス3.66%、オーストラリアドルマイナス3.65%、平均株価はマイナス2.02%となっている。(2013年6月21日付けエスタード紙)