実業家エイケ・バチスタ氏のグループ企業の石油・天然ガス開発会社OGX社が原油開発をしているカンポス海盆ツバロン・アズール鉱区の3月の3油田の原油生産が前月を大幅に下回った影響で、更に金融市場関係者のグループ企業に対する不信が拡大したためグループ企業の株価が軒並み下落している。
昨日のOGX社の株価は10.71%、MMX 社は9.5%、LLX 社は10.09%、OSX 社は15.96%とそれぞれ大幅に下落したが、唯一MPX 社の株価はマイナス0.53%に留まった。
Citi Corretora社では、OGX社の株価は今後12カ月間以内に1株2.15レアルから0.90レアルに下落すると予想、Credit Suisse 銀行は1.0レアル、ドイツ銀行は0.80レアルまでそれぞれ下落すると予想している。
3月のカンポス海盆ツバロン・アズール鉱区の3油田を合わせた1日当たりの原油生産量は、前月比26.5%減少の8,300バレルに留まり、今回の減産の要因は、プラットフォームOSX-1の電力発電用タービンの過熱による操業停止とOGX社は発表している。
3月のOGX-68HP 油田は15日間、TBA-1HP油田は11日間それぞれメインテナンスのために操業停止を余儀なくされたが、原油生産に正常に戻るのは6月になると発表している。
Credit Suisse 銀行では2油田のメインテナンスには2,400万ドルが必要と見込んでおり、また2油田の生産停止で42万1,000バレルが減産するために4,200万ドルの収入源になると予想している。
今年初めのOGX社の運転資金は16億ドルであったにも関わらず、プラットフォームのメインテナンスによる支出など予想外の大型支出が見込まれているため益々資金繰りが難しくなるために、OGX社は資金調達のために有望な石油鉱区の放出を迫られている。
1月のTBA-1HP油田の1日当たりの原油生産は16万8,000バレルであったにも関わらず、2月の原油生産はドラスティックに減少、ドイツ銀行では的中確率が低いOGX社の原油予想データーの代りに、国家原油庁(ANP)の原油統計データーを基に今後の原油生産を予想している。
イタウーBBAはOGX社の原油生産予想は全てのデーターが整う前に楽観的な生産予想を発表しているとコメント、しかしカンポス海盆のツバロン・マルテロ鉱区のOSX-3油田が操業開始すれば原油増産につながると予想している。
マレーシア資本のPetronas社は、OGX社が所有する鉱区の販売契約を否定しているにも関わらず、業界関係者はOGX社が所有するツバロン・マルテロ鉱区の40%の権益販売を水面下で行っていると予想している。
ペトロブラス石油公社、ヴァーレ社、Anadarko社並びに BP社はそれぞれ所有する鉱区の販売を計画しており、またANP原油庁が原油・天然ガスの大型入札を計画しているために、OGX社による鉱区の販売による資金調達は難しくなるとCredit Suisse 銀行では見込んでいる。(2013年4月18日付けヴァロール紙)